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(3) 長期トレンドに逆らわない |
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- リターン向上のための戦略 その3 -
長期トレンドに逆らわない
これにより、年1〜3%のリターン向上効果を狙うことができます。
例えば、米国では過去60年以上に渡る上場株式
の平均リターンは8%以上となっています。
しかし、上昇率は毎年順調に8%という訳ではありません。
「S&P 500」(アメリカの大企業500社の指数)の
チャートを見てみましょう。
長期トレンド(数年単位での上昇または下降が続く波)に
注目してみてください。
これが上昇のときと下降のときがありますね。
上昇トレンドは3〜10年くらい続き、
下降トレンドは2〜4年くらい続く傾向にあります。
(長い期間ゆるやかに上昇して、短い期間で急激に下落する、のが基本イメージ)

(出典S&P500 ’12 http://finance.yahoo.com )
※この長期チャートの、最新の動きを見たい方はこちらをクリック
長期トレンドが上昇している間は
年間のリターンが10%〜20%になることが多いですし、
ときにはそれ以上に達しています。
一方で、長期トレンドが下降している間は、年間のリターンが
平均マイナス10%以上(2008年のS&P500はマイナス38%でした)、
という結果になっています。
景気が、いい時期・悪い時期をくり返すように、
マーケットに上昇・下降のサイクルがある事は避けられません。
しかし、この長期トレンドの上昇・下降のサイクルをふまえれば、
「リバランス」や「ドルコスト平均法」などの手段を使って、
長期的に運用リターンの向上を狙うことも可能です。
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