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(1) 株式

- インフレに強い3つの資産 その1 -


Aさんは株式投資の経験がありません。

「株はコワイもの」との思いも強く、
金融資産は全て元本確実な定期預金や郵便貯金です。

金利は低いままですが、元本が減少するよりはマシと思い、
これからも預貯金にて資産づくりをしていこうと考えていました。

しばらくすると、物価がジリジリ上がってきました。
少しずつインフレが進行しているようです。

定期預金は、満期が来るまで金利が固定されているため、
物価が上がるようには利子が増えません。

Aさんの預貯金は、モノの値段が上がっていくにつれ、
だんだんと目減りしていっているように感じています。


Bさんは株式投資について、
それほど得意とは思っていません。

それでも、資産の一部は株式として持っていたほうがよいと考え、
なじみのある銘柄をいくつか分散して持つことにしました。

購入した銘柄は長期で保有するつもりでいたので、
価格の上がり下がりを気にせずに、そのまま投資を続けていました。

最近ではインフレの影響で、
少しづつモノの値段が上がってきているようですが、
物価の上昇よりも株式の時価の伸びのほうが大きいと感じています。


ところで、世界の上場株式の長期のリターンは
いったいどのようになっているのでしょうか?

ロンドン・ビジネス・スクールで、長期に渡る先進国の
株式のリスクとリターンを研究している学者がいます。
Dimson, Marsh and Stauntonの3名です。

彼らの研究によると、先進国上場株式の年平均リターンの
調査結果は以下のようになっています。


20世紀 100年間のリターン(実質)

                  上記12カ国の平均実質リターン=5.6%(年率)
                              出所:Dimson,Marsh and Staunton(ABN AMRO/LBS)


このデータから、20世紀の100年間という期間をとった場合、
年平均リターンは 5.6%(インフレ率差引き後)という結果が出ます。

言い換えると、上場株式のリターンは、毎年5%以上も
物価上昇率に勝っているというわけですね。

過去のデータを見る限り、株式は長期的なインフレに強い
投資対象だと言えるでしょう。


さて、株価と物価は、本当に関連性があるのでしょうか?

物価と株価の関係は、以下のような関係にあるといわれています。


●物価が上昇する

    ↓↓↓

●企業の売上が増加する

    ↓↓↓

●企業の利益が増加する

    ↓↓↓

●株価が上昇する


株価はこのように、物価の上昇に伴なって上昇することがわかります。

つまり、株式は、長期的なインフレにあっても
資産を目減りさせないための「保険」となり得るのです。




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