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(1) 銘柄の分散 |
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- リスク軽減のための5つの方法 その1 -
〜 銘柄の分散 〜
もし、金融資産のすべてを1銘柄だけに投資すると、
その銘柄が大幅に下落した場合のダメージは計りしれないものがあります。
しかし、複数の銘柄に投資した場合、ひとつが下落しても、
全部が同時に下落しない限り、ダメージはひとつ分に限定されます。
例えば、3つの株式会社の株価が以下のように変動した場合の
分散効果を見てみましょう。

1月に300の手元資金で株式を購入した2つのケースを挙げてみました。
分散投資をしないケース
銘柄をAに絞った場合、3月時点の資産残高は?

銘柄Aは50%の下落率なので、総資産に与えるインパクトは大きく
資産残高は50%に減額します。
分散投資を行ったケース
銘柄をA、B、Cに分散させて、それぞれ100ずつ購入した場合の
3月時点の資産残高は?

AとCの変動幅が大きいので、減額にも増額にもなりませんが、
大幅な損は出さない結果となります。
分散によるリスクの回避が成功している例といえますね。
また、3銘柄くらいでは銘柄固有のリスクを
軽減できる程度は限られていますが、
投資信託(ファンド)を活用して100銘柄以上に分散投資すれば、
銘柄固有のリスクは大きく軽減できます。
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