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(1) 期待リターンが高い投資対象の組み入れ |
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リターン向上のための戦略 その1
期待リターンが高い投資対象の組み入れにより、
年1〜5%のリターン向上効果を狙います。
「期待リターン」が高い投資対象、低い投資対象って
それぞれ何だと思いますか?
〜 期待リターンが低い投資対象 〜
最初に、期待リターンが低い投資対象の例を挙げてみましょう。
宝くじ ・ 競馬 ・ パチンコ などが該当しそうですね。
その期待リターンの実際は、以下のとおりと言われています。
・宝くじ |
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マイナス55%
100万円が45万円になるということです |
・競馬 |
→ |
マイナス25%
100万円が75万円になるということです |
・パチンコ |
→ |
マイナス10%
100万円が90万円になるということです
※パチンコの投資収益率の信憑性は不明。 |
改めて数字で現すと、相当に低いことに驚きます。
でも、これらの分野には相当の資金が、着実に流れ込んでいます。
一攫千金を狙う、遊びの投資マネーが一定の量は存在するのでしょうか。
必ずしもリターンを期待する対象ではないのかもしれませんね。
〜 期待リターンが高い投資対象 〜
次に、過去の長期リターンが高い投資対象の例です。
上場株式が、伝統的に高い長期リターンを取っている
代表選手です。
・上場株式 |
→ |
年平均リターン約7%
100万円が107万円に増えるということです |
日本株式も、外国株式も、過去50年の平均リターンを取ると
年7%を超える数値になっています。
また、債券のリターンも、過去の平均をみると
年5%以上となります。
ただし、これは、過去のデータ。
これからの10年では
投資地域によっても、バラつきがありそうです。
そこで
以下のレベルで予想しておくのが良いでしょう。
・日本債券 |
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年平均リターン約1〜2%
100万円が101〜102万円に増える |
・世界債券 |
→ |
年平均リターン 4〜5%
100万円が104〜105万円に増える |
ほかに
数値的に魅力的な期待リターンがあるものとしては、
こんな投資対象もあります。
・オルタナティブ投資 |
→ |
年平均4〜10%
100万円が104〜110万円に増える |
これまでに挙げたような、
「期待リターン」が高い投資対象を
適切にポートフォリオに組み入れることで
年1〜5%のリターン向上効果を期待することができます。
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