▼ねんきん定期便とは?
【平成21年4月からスタート】
平成21年4月から、国民年金・厚生年金に加入している方を対象に、
毎年誕生月(1日生まれの方はその前月)にねんきん定期便が送られて
くるようになり、年金見込額の把握がしやすくなりました。
ねんきん定期便は大変便利で活用したいですが、
読む上のキホンを知らないと結果が大きく変わってしまいます。
▼ねんきん定期便 見込みがズレないための3つのキホン
【キホンその1.加入記録をじっくり見る】
まず、年金の見込み額を計算する前に…自分の年金加入履歴
(保険料を納めてきた記録)が問題ないか確認しましょう。
また、毎年ではありませんが、35歳、45歳、58歳時に届く
ねんきん定期便には、これまでの年金加入履歴等が記載されています。
ねんきん定期便は、現在は水色の封筒で送られてきますが、
これまでオレンジ色の封筒を受け取った事のある人は要注意。
ミスの可能性が高いと予想されるサインです。よくわからなければ、
まずは最寄りの年金事務所に問合せましょう。
【キホンその2.ねんきん定期便に載らない年金】
ねんきん定期便の見込み額に反映されない年金は
たくさんありますので、注意が必要です。
《ねんきん定期便以外にもらえる年金の例》
・加給年金(かきゅうねんきん):
65歳未満の妻(夫)や18歳未満の子供を扶養している時の一時的な上乗せ額
・振替加算(ふりかえかさん):
加給年金終了時、65歳に達した配偶者がもらえる年金の上乗せ額
・年金基金からもらう年金
・共済年金:公務員や私立学校の教職員がもらう年金。
※ 厚生年金との統一により、平成28年度のねんきん定期便からは
共済年金の加入履歴を確認できるようになりました。
【キホンその3.見込額の基準が50歳で変わる】
あなたが50歳以上か50歳未満か?―それによって、
ねんきん定期便の見込み額の読み方が変わってきます。
@50歳以上の人
ねんきん定期便の作成時点で加入している年金制度に、
60歳まで同じ条件で加入を続けた場合の年金見込み額。
A50歳未満の人
これまでの加入実績に応じた、
これからの加入期間分を含まない年金見込み額
50歳以上になると、まだ年金保険料を納めていない期間まで
年金見込み額に入りますので、収入のダウン・早期退職などによって
受給額が見込み額に届かない可能性もあります。
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