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(5) 投資型年金とは |
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運用・保険・年金の3つの役割を持つ、合理的な商品です。
運用資金は一時払いで投資信託などで運用されます。
受け取りは一定期間後で、老後の年金とすることができますし、
いざという時は保険として使えます。
投資型年金による資産運用が向いている人
投資型年金は、複数の投資信託
(世界株式ファンド・世界債券ファンド・日本株式ファンド・日本債券ファンド等)
を1つの金融商品としてパッケージして、
使い勝手を良くしたものと言えます。
最大のメリットは
「最初から最後まで税金ゼロも実現可能な」3つの特長
1 運用期間中は課税の繰り延べができる
(税金を取られずに利益確定のファンド売却も可能)
2 実質的に、様々なファンドの間で損益通算ができる
3 一部解約でも原則として「一時所得」の扱いとなる
また、一定の期間以上(10年など)の運用をすれば、
投資元本(一時払保険料)が保証される
《元本保証型》タイプの商品もあります。
注意点しておきたい点は
保有中のランニングコスト(保険関係費用+運用関係費用)が
一般に投資信託より高めであることです。
ランニングコストの合計が年2%を超える場合は
「毎年のリターンからコストを差し引いても
希望するリターンを得られそうかどうか」
を、検証しましょう。
さもないと「投資信託を買った方が手取りは多かった」
と後悔する可能性があります。
投資型年金は元本の安全性に配慮しながら
長期投資をしたり(《元本保証型》の場合)、
「世界経済の長期的な成長」を確信して
インフレに負けない資産形成をしたい人に向いています。
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