資産運用の初心者の方へ >> リスク軽減の5つの方法 >> (4) 投資期間の分散
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(4) 投資期間の分散(長期投資) |
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- リスク軽減のための5つの方法 その4 -
Aさんは、投資を開始するときに「すぐに結果を出したい!」と思い、
3ヶ月〜1年以内の短期戦略に出ました。
Bさんは、投資を開始するときに「10年以上使わないお金」を
充当してじっくりと取り組むことにしました。
Aさんの投資とBさんの投資、
どちらの方がリスクの軽減を見込めるでしょうか?
過去200年間において、米国の上場株式に投資した場合、
元本割れの確率はどうなっていると思いますか?
左ページのグラフは、米国で有名なジェレミー・シーゲル博士が作成した、
過去200年間の様々な資産の実質リターン(物価上昇率を差し引いた数値)
を示したものです。
一番上の「株」の値動きをご覧ください。

出所: "Stocks for the long run " ジェレミー・シーゲル著
短期間では大幅に上がったり下がったりしている局面がありますが、
過去200年近くの長期のチャートの動きを見ると、右肩あがりに上昇しています。
たとえ、1929年の世界恐慌前夜に株式投資を始めたとしても、
10〜15年持てば元本近くまで戻っていますね。
つまり、投資期間を分散させる(=長期投資する)ほど
元本が割れるリスクを減らすことができるのです。
過去80年間、アメリカの株式市場に投資をして、元本割れする確率は、
以下を目安としてください。
1年間の投資では3〜4割
10年間の投資では1〜2割
20年間の投資では数%程度
世界株式に分散されたポートフォリオではさらに元本割れの確率は下がりますので、
運用期間が20年を越える老後資金の準備のためなら
「株式100%」でも良いかもしれません。
(注)1989年末に38,915円まで上がった日経平均株価は、
約20年経った今でも、2007年7月の18,252円をピークに当時を越えていません。
1つの国や地域の歴史的なバブルが弾ける前の天井近くで買うと、
20年間の投資でも元本割れする可能性がありますので、
投資期間の分散は「地域の分散」と合わせて実践するように心掛けましょう。
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